救助犬はほとんどが中型犬以上ですが、
狭い所まで行ける小型犬も登録されているようです。
以下JKCの公認登録です。
現在JKC(ジャパンケネルクラブ)で公認登録されている犬種。
ラブラドール・レトリーバー 64
ジャーマン・シェパード・ドッグ 58
交雑犬・未登録犬 12
ボーダー・コリー 7
ゴールデン・レトリーバー 6
フラットコーテッド・レトリーバー 3
ジャック・ラッセル・テリア 3
ミニチュア・ダックスフンド 3
トイ・プードル 2
ホワイト・スイス・シェパード・ドッグ 2
ブリタニー・スパニエル 2
ミニチュア・シュナウザー 2
ボーダー・テリア 2
アメリカン・コッカー・スパニエル 1
シェットランド・シープドッグ 1
パピヨン 1
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク 1
エアデール・テリア 1
ミニチュア・プードル 1
コーイケルホンディエ 1
チワワ 1
合計 174頭(2017年4月1日現在)
引用:公認災害救助犬頭数(JKC)より
救助犬と言うと、真っ先に思いつくのがセントバーナード犬。
首にお酒の樽をつけて、人を助ける犬ですね。
地震や災害の時に派遣される犬種は、
圧倒的にラブラドールレトリーバーとジャーマンシェパードです。
どんな所に派遣される?
日本で災害救助犬がお見えしたのは、
平成7年阪神大震災の時に活躍しています。
他
中国の四川大震災
東日本大震災
熊本地震
土石流などで家屋が倒壊して場合など。
日本の国際人道支援で、中国の四川大震災の時に派遣されたのを覚えていますが、
なんかかっこ良かったですね。
日本から災害救助犬が派遣された犬ですが、警視庁警備犬などが派遣されています。
実は、公的に登録された犬は、ほとんどいないと言います。
災害で表舞台の消防機関の犬は、育成されていないのが現状で、
民間の救助犬を保有している団体から、
応援協定などを締結して、緊急の際には派遣されています。
やはり、ノウハウや経費の問題があるのでしょう。
個人的には、公的な資金で救助犬を沢山育成してほしいですね。
広範囲の災害現場は、数が勝負ですし、時間も48時間が、
1つの生存ラインと知られています。
沢山の救助犬がいれば、その分生存者の発見も多くなり、
尊い人命が助かる数が違ってくると思います。
人間の代わりに危険な現場に入り、人間を助けるのです。
地震の時に倒壊した家屋は非常に危険で、救助中に余震が起きたら大変です。
脆くなった家屋は、少しの振動でも危険です。
そこに、勇敢に入り込み救助活動をするのです。
本当に頭が下がります。
阪神大震災の時はあまり役に立たなかった
誤認反応で、間違った反応を示し救助がうまく運ばなかったと言います。
訓練方法に問題があった為だと言われています。
現場に散乱した、食物の匂いに反応してしまったようです。
現在は、その失敗を踏まえて訓練方法が刷新され、精度の高いものとなっているようです。
リタイア後はあたたく迎えられる。
救助犬として育成された犬は、引退後リタイアウォーカーと言う、
引退した犬をボランティアで世話をする里親に渡され、
幸せな余生を送ることができるそうです。
盲導犬もリアタイ後は、ボランティアの里親に渡され、
手厚く余生を送ることができますね。
犬のエリートですね!
災害救助犬のお世話には、今後なりたくないですが、
万が一、災害にあって助けられたら、もう犬に足を向けて寝れなくなりますね。