私のたわいもない思い出話や独り言を掲載しています。
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上記の写真はイメージです。
昔の写真がなかったので、近いイメージの写真を掲載しています。
初めてペットロスになった思い出です。
個人的な犬との思い出で恐縮なんですが・・・
私が、4歳頃に、雑種の犬を親が飼っていました。
名前は「アース」雄の雑種で外飼いしていた犬です。
私が生まれる前からいた人生の先輩の犬でした。
言ってみれば、私の兄貴的な存在です。
遊ぶときはいつも一緒で、良く遊んでいました。
私には、姉が居たのですが、9歳も年が離れているものですから、
可愛がってくれるのですが、何分歳が離れすぎているので、
遊ぶ事の興味が違っている事もあり、あまり相手にしてくれませんでした。
もっぱら、一人で遊ぶか、犬と遊ぶしかないのですね。
でも、犬のアースのおかげで寂しくはなく、とっても楽しかった思い出です。
不思議なことに、私が遊びに来ると外に置いてある、
私のお気に入りのおもちゃを置いてくれているんです。
持って来てくれているんですね!
幼かったので、疑問にも思わず当たり前かのように、当時は過ごしていたんです。
それから大人になって、ハット気づいたです。
あの犬は、物凄くお利口さんな犬だったと改めて思いました。
私のお気に入りのおもちゃを自分で考えて、誰からも教わることなく、
私のおもちゃを覚えていて持って来てくれている。
私が、遊んで上げているつもりが、実は遊んで貰ってたんですね。
アースは私が子供で幼く、兄のような気持ちで接してくれていたんだと思いました。
私が、小学2年生の頃にアースは亡くなってしまったんですが、
子供心に物凄く悲しい、衝撃的な思い出として今もはっきり覚えています。
アースは亡くなる1ヶ月前位から、
実家の裏にある土手に穴を掘り続けていたので、
何をしているのだろうと不思議に思っていました。
家族も、なんの穴だろうと思って見ていました。
ある日、アースの様子がおかしいので、獣医師に診せに行きました。
獣医師は、もう長くないですねフィラリアにかかっています。
手の施しようがなく残念です。と言われました。
当時、私の周辺には動物病院はなく、
狂犬病の予防注射すら、なかった時代で、
フィラリアの予防注射などもなかった時代です。
これで、私の歳が大体お判りなると思いますが・・・
フィラリアは、犬の心臓に取り付き、
心臓を圧迫させて心臓の機能を弱めていく病気です。
寄生虫です。
糸のような体を持つ寄生虫が心臓の組織の中に入り込むのです。
そして、心臓を締め付け犬が絶命するのです。
もちろん、アースは自分がどのような病気にかかり、
いつ頃、亡くなるか解っていたようでした。
それで、自分の亡くなった亡骸を隠そうと、墓穴を掘っていたんです!
これで、なんの為に土手を必死に掘っているか謎が解けました。
それがわかった時には、犬はなんて凄い生き物だろう!
その律儀な態度に、悲しさは倍増して、その時も大泣きに泣きました。
今でも、はっきり覚えていますが、小学校から帰って来て、
アースは虫の息だったのですが、必死に私が帰って来るまで、
耐えていたようでした。
私の母が、死に水をやりなさいとアースの所に水を持って行って上げました。
アースは、美味しそうに私の目を見ながら、目でありがとうと言っているようでした。
私が、抱きかかえて水を上げた私の胸元で息を引きとったのです。
私は、涙であまり見えない自分の目を拭きながら、
最後までアースの目を見ていました。
私だけかもしれませんが、その時不思議な事が起こったんです。
私は、その瞬間わかりました。
今、亡くなったと。
どうして、解ったかと言いますと、
アースの瞳の奥が、一瞬エメラルドグリーンに光ったのです。
今でも、なんでそのように見えたかはわかりません。
しかし、はっきり覚えています。
エメラルドグリーンに光ったのです。
本当に動物には、驚かされて来ました。
絶対に動物の命を粗末に扱ってはいけません。
人間と同じ魂が宿っているのです。
あなたのペットも、もし、寿命がきて、
神に召される時が来たら、見守ってやって下さい。
ぜひ、お願いします。
ここまで、読んでくださりありがとうございました。