犬が病気になったかも知れない時は、慌てて連れて行くのではなく、
病気のサインに気づいた時の事を良く思い出して、
正確に獣医師に伝えます。
犬が、いつから具合が悪くなったのか?
下痢や嘔吐などの症状が、いつから始まったのか等、
どの様な順番で、今の状況になったのかを、
順を追って説明することが大切です。
実は、私も愛犬が具合が悪くなって、慌てて動物病院へ駆け込んだ事がありました。
病院では、愛犬の具合が、悪い事を繰り返し伝えている自分が有りました。
核心に近づかない、説明ばかりをしているんですね。
私の失敗を繰り返さないで良い様に、あなたは、日頃から順を追って、
愛犬が、具合が悪くなった経緯を説明すると良いと思います。
そうしないと、獣医師の先生も正確な判断がつかず、
誤診の原因になる事が有ります。
獣医師に伝える事
病院の先生は、犬が、どの様な経緯で、どの様な行動をしていたか?等の
情報を渡す事で、病気や怪我のサインを推察して、適切な治療を考えます。
これが、曖昧なら病気の根本が分からなかったり、適切な処置が遅れたりするのです。
例えばですが、以下
犬の体調パターン
食欲に関する事
- 例えば、犬の食欲の状態が、いつもより少ない。
- 餌を食べる時に、食べにくそうにしている。
- そもそも食事を取らない。
- 飲み込みがおかしい。
- ご飯をいつもと違う物を与えた。
- いつもより水を多く飲む(一日にどれ位の量を飲んでいるか)
- 徐々に回復に向かっているのか?
環境関連
- 他にペットを飼っている場合は、他のペットはどうか?
- 特定の時間に具合が悪いのか?
- 家の環境に変化があった。
- 家を引っ越した。
- 他の動物と接触した。
- 旅行に犬連れで行った。
- 庭に新しい植物を植えたり、除草剤や殺虫剤を使った。
排便関連
- 便の色がいつもと違う。
- 便のパターンが違う(いつもと違う時間など)。
- おしっこの頻度。
- おしっこをする時に困難な感じ。
- 血が混じっている。
- 失禁している。
その他
- 公園や散歩途中で喧嘩をした(発生日時やどんな経緯で起こったか?)。
- 雑木林の中に入ってしまった(それから具合が悪いなど)。
他にも色々なパターンが有ると思います。
しっかりペットを観察して、ペットの体調を管理して行きましょう。
私事で、恐縮ですが、
知人の犬が、ネズミのウィルスで亡くなった事が有りました。
散歩中に、ネズミの尿か糞を舐めたかで、その後具合が悪くなり、
下痢などをしていたそうです。
知人の愛犬が亡くなった時の事を思うと、
良く観察し、経緯を獣医師にいち早く伝える事で、
原因を特定していれば、
助かったかも知れないのです。
素人と目で見ても分からない事が、有るという事です。
もしくは、いつもとちょっと違う位だから、放置して置けば自然に治ると言う、
楽観的な考え方も危険です。
今は、考えられないかも知れませんが、昔私が幼かった頃、
雑種の犬を飼っていたんですが、
父が昔気質の人で、犬が具合が悪くても、
動物は放って置けば自然に治ると言う人でした。
その影響で、私の好きな犬は、手遅れで亡くなってしまいました。
子供心に、恨んだ事もあった位です。
犬が、具合が悪かったり、いつもと違う様子であれば、
ウィルスによっては、一日で回る場合が有りますので、
とにかく病院に行くべきです。
まとめ
ペットは、言葉が喋れませんので、具合が悪くても、
それを、飼い主に伝える事が容易では有りません。
ペットの体調は、飼い主が、いち早く気づいて上げる事が、
要になりますので、日頃からの観察眼は鍛えておいた方が良いです。
観察眼を持っていれば、いざ病院に行った時に獣医師に適切に説明出来て、
何の病気か判断がつきやすいでしょう。
「手遅れ!」に、くれぐれもならない様に、
幸せなペット生活を歩んで行きたいものです。
ここまで、読んで下さり、有難うございました。