人間が見ても、気持ち悪いダニ。
散歩から帰ってきたら要注意です。
散歩の草むらや犬同士の接触などでダニが移ります。
上の写真で、豆のようなものが、全てダニです!
このダニは、かなり小さなものですが、
犬の体液を吸って、物凄く大きくなるダニもいます。
以下、犬に着く代表的なダニの写真です。
代表的な犬に寄生するダニ
■マダニ
マダニに吸血されると、
貧血や栄養障害、アレルギー性皮膚炎、ダニ麻痺症などの障害を引き起こします。
たまに、ニュースなどで世間を騒がせるダニです。
大きさは、2〜3ミリ程度ですが、体液を吸って100倍位になります。
人間にも稀に食いつくことが有ります。
草むらなどに住み、特に葉っぱの裏側にいっぱいるマダニ、気持ち悪いですね。
葉っぱや雑草に触れた時に、ささっと乗り移ります。
噛まれると、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)人を死亡させる事が有ります。
怖くて危険です。
万が一噛まれた時は
マダニを無理に引き抜こうとすると、ダニの一部が残り化膿する場合や、ダニの体液が逆流して体内に入ると危険です。
処置後、熱が出たりしたら迷わず医療機関に行って、
診察をオススメします。
マダニに噛まれたら、医療機関で処置が安全です。(皮膚科)
詳しくは→厚生労働省
実際、犬にダニが寄生した動画が有りました。
■ニキビダニ
ニキビダニは、犬の毛穴に寄生しているダニです。
上の画像は顕微鏡で見たニキビダニです。
毛穴に寄生するダニです。
通常は、健康的に心配はありませんが、一度症状が出てしまうと、脱毛や激しい痒み(かゆみ)に襲われる事になります。
毛が抜け落ち、アトピーのような症状が代表的です。
■ヒゼンダニ
ヒゼンダニは、噛まれると皮膚に赤い点々のような感じで、
その後白いこなを吹いたような皮膚の炎症を伴います。
このダニは、角質層に入り込むため、目で見てもわかりません。
人に移るダニです。
人に移ると疥癬(かいせん)となって、激しいかゆみを伴います。
アトピー性皮膚炎に似た感じになります。
薬を処方してもらって、退治する事になります。
■ツメダニ
読んで字のごとく、爪で皮膚を割いて血やリンパ液を餌とします。
これに噛まれると、フケが大量に出ます。
拡大すると、怪獣みたいな恐ろしい形です。
こんな、虫が愛犬に着いているとなると、卒倒しそうです。
ダニを放置しておくと、アレルギーで酷い皮膚炎になったり、
ダニの体内に居る「バベジア」寄生虫も犬に入り込み、
犬の命を落とす事になる、怖い細菌です。
対策
一番良いのは、動物病院でグッズや薬を処方してもらうのが一番安全です。
飲み薬、体に塗布するものや、スプレータイプなどありますので、
病院に相談すると、良いものが見つかると思います。
最近は、市販ペットグッズも充実していますので、
補助的なダニの対策としても良いものが売っています。(防ダニ加工された服など)
また、ワンちゃんに服を着せて、万が一草むらに入っても、服を着せる事によって、
最低限の防御ができます。
シャンプーも効果的です。
2〜3週間おきに、シャンプーをする事が大事です。
シャンプーは、毎日することは絶対に避けて下さい。
皮膚や毛を痛める事になってしまうからです。
100%は安全と言うわけではない。
いくら、対策や予防線を張っていても、防ぎきれるものではありません。
こまめに、ブラッシングします。
散歩の時に、草むらなどを極力避ける事や、
ドッグランなどで他の犬との接触を極力避けたり、
動物病院で処方される薬を定期的に投与する事で、
さらに安全は保たれます。
とは言え、がんじがらめに気を張って、防御していては犬も窮屈でしょうから、
ダニ対策グッズや薬を上手に利用する事で、ある程度安全を保てます。
ワンちゃんのベッドの毛布やクッションも清潔に保ち、
部屋もこまめに掃除して清潔を保つ事が、
ワンちゃんの健康を守る事になるのです。
有効活用されて見て下さい。
人間に移ることもあるダニですから、自宅の安全を保つためにも、
防ダニ対策は必須です。
ここまで、読んでくださりありがとうございました。