アメリカン・コッカー・スパニエルは、
大きいぬいぐるみのようですね。
歴史
アメリカン・コッカー・スパニエルは、スペインの猟犬だったが、
イギリスから輸入され、
アメリカに1620年メイフラワー号により渡米しました。
メイフラワー号に移民と一緒に乗っていた、二頭のうちの一頭が、
改良され現在に至る。
ディズニー映画の「わんわん物語」の主人公がアメリカン・コッカー・スパニエル。
映画に出演した事で、一躍有名になり、人気が出る。
性格と特徴
とても頭の良い犬で、物覚えが良い。
飼い主にも、忠実。
猟犬の中では、小さい部類に入り、顔は彫りが深く個性的。
首は長く、耳は大きく垂れ下がっています。
気質は、気が強いのでしつけをしっかりする必要あり。
遊び好きで活発なので、散歩も欠かせません。
4本の足は長く、まっすぐ伸びています。
尻尾は断尾されています。
被毛はダブルコートで密集して生えています。
冬も夏も苦手な為、温度調整にも気を使って行きましょう。
夏の暑さは特に危険ですから、首を冷やすシートや冷感マット、
冷房をこまめに調整した方が良いです。
頭が良いので、訓練をするとよく覚えます。
また、大食漢と食いしん坊の為、食事は気を使って行きましょう。
家族との行動がとても好きな犬種ですので、いつも家族が見える場所に
ケージなどを置いておくと嬉しがります。
人間の行動・言葉に対しても、非常に敏感です、
いつも優しく声をかけてやりましょう。
しつけ
噛みつきを押させる為、しっかりホールドスティル&マズルコントロール、
をしっかり行なって、飼い主と主従関係を作りましょう。
ホールドスティル&マズルコントロールは→こちら
特に甘噛みは、見過ごしてはいけません。
アメリカン・コッカー・スパニエルは、誰とでも仲良くなれる、
フレンドリーさを持っています。
逆に、留守番など長時間一人ぼっちにされると、吠えてりして、
家の中がぐちゃぐちゃになる可能性があります。
家の中に、ラジオなどをつけておくと良いですよ。
健康面
◉ブラッシングは大切な要素になります。
毛が密集していて、長くなるので定期的にトリミングやブラッシングが必須になります。
そのまま、放置すると毛玉ができたり、脂質が多い犬種ですから、
皮膚病になり易いです。
ブラッシング用のスプレーなどのグッズがありますから、
ペットショップで被毛ケア関連のグッズをゲットしておきましょう。
◉また、関節の病気が多いです。
特に、発症するのが、自宅がフローリングの場合です。
この犬は、活発で運動量が多いですから、とにかく部屋の中で、
ジャンプしたり、ソファーに飛び移ったりしますので、
フローリングで体重を支え損なったりすると、
骨折や脱臼(膝の皿ずれたり)も多く発生しています。
絨毯・カーペットなどを使い、床が滑りにくいようにしておくことが、
必要です。
◉肛門線絞り
犬種によっては、肛門線絞りをしなければなりません。
犬が、床にこすりつけるような、
行動を見たことがありませんか?
これは、犬が、肛門線の分泌物が溜まっている時に、
このような行動を起こします。
このような、行動が見受けられましたら、
肛門線を絞ってあげなければなりません。
この肛門線の分泌物は非常に臭うので、
自分でやりたくない場合は、獣医やトリマーにしてもらうと
良いでしょう。
肛門線絞りの頻度は、月に1回で大丈夫です。
個人で肛門線を絞るときは、
- 指で、肛門をつまむ。
- 下から上につまみ出すように絞る。
- 分泌物排泄 完了。
◉耳掃除
特に、垂れ耳の犬種は耳が、
不潔になりやすく炎症を起こす場合があります。
放置しておくと、犬が耳をしきりに掻いたりして、
垂れ耳の犬種は、耳たぶに傷がつきそこが化膿して、
耳の中も感染症を起こし、
耳の外側も化膿して大変な事になってしまいます。
耳掃除も定期的に行なってあげた方が良いと思います。
耳の内側の毛を清潔にカットして、
耳の掃除をします。
犬用イヤークリーナーで掃除をするわけですが、
ペットショップや獣医さんから入手したグッズで掃除をします。
耳は犬が大変嫌がりますから、細心の注意が必要です。
犬用のイヤークリーナーを、そっと耳の中に入れ、
よくマッサージをして、汚れを取り除きます。
この時、綿棒を耳の奥にツッコミ過ぎてはいけません。
耳の入り口付近を、拭き取る感じで使って下さい。
◉目の周り
この犬種は、涙やけが起こり易い犬種です。
涙に脂質が混じっている為に起こります。
涙がひどい場合は、獣医さんに早めに相談しましょう。
個人です時には、市販されている涙やけ用のシートで
目の周りを吹いて上げれば大丈夫です。
目の周りもトリマーに頼んで、短くカットする事も、
良いですね。
最後に
アメリカン・コッカー・スパニエルは、
活発で、頭が良く、年齢を問わず飼いやすい犬種です。
特に家族の行動には敏感なので、いつも一緒に居て上げることが大切です。
ただ、毛がダブルコートで密集していますので、
皮膚病になりやすく、ブラッシングとトリミングが必須ですから、
ワンちゃんのメンテナンスに気を使う犬種です。
ワンちゃんの健康を維持する為にもしっかりメンテナンスをして下さい。
ここまで、読んでくださりありがとうございました。